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「何??どれとりたぃの?」
―!!!この声ゎもしや!?
あたしが振り返るとそこに居たのはやはり…
「山上淳!?!」
図書室内の目線が一斉にこちらに向けられたが、それ程までの奇声では無かったので皆はすぐに自分の作業に戻る。
彼は含み笑いをしながら又,
「どれとりたいの??」
と聞いてきたので、あたしは例の本を指差した。
彼はその本を背伸びもせずに軽々と手にとった。
そして、その本をあたしに差し出し、
「はい♪」
とニッコリ微笑んだ。あたしはその笑顔にドキドキして、顔を赤らめながらも
「ありがとう…♥」
と小さな声で言った。
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