🌷よくある接近

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「何??どれとりたぃの?」 ―!!!この声ゎもしや!? あたしが振り返るとそこに居たのはやはり… 「山上淳!?!」 図書室内の目線が一斉にこちらに向けられたが、それ程までの奇声では無かったので皆はすぐに自分の作業に戻る。 彼は含み笑いをしながら又, 「どれとりたいの??」 と聞いてきたので、あたしは例の本を指差した。 彼はその本を背伸びもせずに軽々と手にとった。 そして、その本をあたしに差し出し、 「はい♪」 とニッコリ微笑んだ。あたしはその笑顔にドキドキして、顔を赤らめながらも 「ありがとう…♥」 と小さな声で言った。
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