第一章

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「そろそろ話しを進めてもいいかな」 「あ、すみません」 「では、神崎先生はここに残ってもらいますね。」 「あら、案内は?」 「貴方には話しがありますので他の先生に頼みました。 クラスト先生ー入っていいですよ。」 「失礼します」 「彼はクラスト・G・グリード先生です。 狼呀君の担任になるので案内ついでにいろいろ聞いてください。」 「お前が狼呀だな。 ふむ、確かに…」 「?、何が確かなんですか」 「いや、こっちの話しだ気にするな」 (さすが特待生だな…魔力のそこが見えない。それに…) 「クラスト君、急ぎめでよろしく頼むよ」 「…わかりました。ついてこい神崎兄弟」 「いってらっしゃいー」 バタン… 三人がいなくなったのを確認してから学院長の様子が変わった… 「さて、雪魅君。 急にこんな風になってしまってすまないね…」 「いいんですよ学院長… 私一人では狼呀は守りきれません…」 「とうとう、動き出してしまったんだな… 出来るだけこのまま静かに生活して欲しかったんだが…」 「奴らの動きは?」 「まだ、派手に動きはないが… 流石になかなか掴めないものでな…」 「わかりました。 狼呀には出来るだけ内密にお願いしますね…」 「わかってるよ。」 「では、私は準備して来ますね」 「よろしく頼むよ。」
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