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風は 僕を知らない世界へと 手を引いてくれた 僕は 何も知らないから 何もわからないから 風だけが 頼りだった 風は いつも僕を優しい眼差しで見ていてくれた 僕の中の何かが 燻られてる事を 風は知っていたのだろうか そんな事を 考えていたら 真っ白な塊が目の前に 広がっていた 「ようこそ 雲の世界へ」 囁くようにそう聞こえた
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