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またきた…
ふぅ…
動けない…
金縛りだぁ。
金縛りは初めてではなかった。でも、怖いイメージはなかった。動けなくなるけれど、それまではそのまま目を閉じて眠るようにすれば、いつの間にか朝になっていたから。
この時もそれでなんとかなると思った。
目を閉じて、寝ようとした。
…………なっ…
…何???!!!
目を閉じたはずなのに…閉じていたいのに…
まぶたが開いていく。まるで、誰かにムリヤリ開かれる感じだった…。
なぜだか、私は開きたくなかった…
しかし…
気付いたときには、天井が見えていた…
ザワッ…ザワッザザ…
ペタ…ペタ…ペタペタ…
聞いたことがない音。
感じたことのない気配。
天井に…なにかいる…
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