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二学期に入り…
うちは本格的に進路を考え出した。
ゆうまは地元で就職が決まったから安心しているが…
うちは進学なのである。
保育士になりたい私。
なるためには資格が必要…
だから短大に行く必要がある。
地元の学校に行くか
他県の学校に行くか
本当に悩んでいた。
ゆうまと一緒にいるときも…よくそんなことを悩んでいた。
ゆうまはそんなうちにきずく
『なな?どうしたん?』
「ん?進路について悩み中なんだよ-」
『ふ-…ん…どこいくん?』
「まだわからん…」
『そんなん早く決めて早く遊ぼう♪』
ゆうまの言葉はうちのかんにさわった。
「そんなん?」
『短大なんてどこも一緒やろ?』
むかつく…自分がきまってるからそんなことが言えるの?
「一緒ぢぁないし!」
つい声が大きくなる…
『ななは保育士やろ?別にそこらへんでいいやんかあ-』
だめ…むかつく…
「なんなん?ゆうま!ゆうまは決まってるからいいよね?うちはうちなりに考えてるんだよ?短大でも学ぶ内容はちがうし!ゆうまにはわかんないよね!うちのきもち!ゆうまならわかってくれるとおもってたのに…もういい!」
今までたまっていたものがでてしまった…。
そのままゆうまんちから黙って帰った。
『なな!』
しかとしてしまった…
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