入団

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それでも母親の側を離れられなかったのは、いつか愛情を与えてもらえる…と心の隅で期待していたからかもしれない。 そんな期待は、母親が死んだ22歳の冬に打ち切られてしまったのだが。 しかし、逆にその日から何かが変わった。 今まで都合のよい、母親の人間サンドバックだった自分が自由になれたから。
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