入団
5/22
読書設定
目次
前へ
/
260ページ
次へ
鏡の前に立って眼帯を外す。 そこに映し出されたのは片方がぼっこりと盛り上がった白濁した眼球。 …せめて失明しなければな。 …仕事がしやすいのだが。 見えない左目を右目でじっと見つめ、外出用のサングラスをかけた。 片目が見えないことには慣れていた。 母親に小さな鋭い針のようなものを刺されて失明したのが、七歳の頃だったから。
/
260ページ
最初のコメントを投稿しよう!
2040人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
347(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!