M33T

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二人の銃声がシンクロする。 数秒間の沈黙の後… 先に地に足をついたのは… ルークだった。 「うぅっ…」 口から血を吐き出し、膝から崩れ落ちる。 ヘンリーの撃った弾は見事にルークの腹部に命中していた。 逆にヘンリーは無傷だった。 コンマ何秒か、その差で生死が分かれたのだ。 「はぁ…はぁ」 ヘンリーはルークに近付き、うつ伏せに倒れているその頭にもう一発喰らわせた。 ピクピクと痙攣していたルークの体は、その一発で完全に止まった。 ルークは息絶えた。
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