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「ふぅ…」
ヘンリーは大きく息を吐く。
結局、ルークがヘンリーを首謀者だという根拠も理由も分からなかった。
誰が真犯人なのかも…。
…まぁ、いいか。面倒臭いし。
ヘンリーは考えないことにした。
…まだ家は決まってないが、もうここは出ねばな。しばらくはホテル住まいか。
早速、荷物をまとめてここを出ることにした。
車と金はある。
長年居た本部を去るのは、少し寂しい気もするが。
…そうだ!ナタリーは怪我をしているのだった。先に手当てしてあげなければな。
ヘンリーは壇上を振り返った。
「ナタリー…」
バンっっ!
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