季節はずれの桜

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ

季節はずれの桜

ある日突然桜が咲いた 北風吹くこの寒い季節に ピンクの花びらたくさんつけて ひらひらゆれる今日このごろ 私の腕にとまる青い鳥 名前も何も知らないけれど なんだかとても魅力的で 一層ピンクに染まる私 北風に殴られても 寒い寒い日になろうとも 一度咲かしたこの花は 散らしたくなんかないから 来る日も来る日も待ち続けてた あなたのことが忘れられないよ 切なく苦しい想いとまらず はらりと花びら散らしてる どんなことが起ころうとも ずっとずっと想ってるから あなたに花びら渡すまで ずっとここにいるからさ 散らない桜がここにある 枯れない桜がここにある 短命だなんて言わせない あなたがくるまで 枯らさないから…
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!