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季節はずれの桜
ある日突然桜が咲いた
北風吹くこの寒い季節に
ピンクの花びらたくさんつけて
ひらひらゆれる今日このごろ
私の腕にとまる青い鳥
名前も何も知らないけれど
なんだかとても魅力的で
一層ピンクに染まる私
北風に殴られても
寒い寒い日になろうとも
一度咲かしたこの花は
散らしたくなんかないから
来る日も来る日も待ち続けてた
あなたのことが忘れられないよ
切なく苦しい想いとまらず
はらりと花びら散らしてる
どんなことが起ころうとも
ずっとずっと想ってるから
あなたに花びら渡すまで
ずっとここにいるからさ
散らない桜がここにある
枯れない桜がここにある
短命だなんて言わせない
あなたがくるまで
枯らさないから…
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