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俺達は毎日練習を繰り返した。
夏に入って練習は一層凄みを増していった。
延長練習が普通になったある日、俺達はある事を思い出した。
「夏の大会で三年は引退か~」
「うん。そうやね」
「俺のも頑張らなアカンな」
そんな話をしていた。
森山は全く話に加わらなかったが引退の事は深く考えているらしい。
しかし俺と水木は全くそんな事を考えなかった。
とにかく大会の日が着実に近付いていた。
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