第二章

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そんな鎖槍による攻撃に押され気味のザムシャーであった。ザムシャーは鎖が巻かれているのも構わず後ろに大きく振りかぶった。マグマ星人はバランスを失い前に進んでくる。そこにザムシャーは飛び膝蹴りを食らわせた。マグマ星人が蹴りの勢いで後ろに倒れたことで鎖がほどけた。そのすきにザムシャーは和泉守兼定を一閃させて鎖を切り落とした。 「貴様の腕はこの程度なのか?口ほどにもない」 しかし直後ザムシャーに鋭いビームが飛んできた。ザムシャーはとっさに身をかわした。 「貴様!卑怯だぞ」 「卑怯?命が危ないのに我が身を守ることのどこが卑怯なんだい?」 「貴様は真剣勝負をするつもりではなかったのか?」 「真剣勝負?笑わせるな。俺はただ従兄弟を殺した貴様を八つ裂きにしてやりたいだけなんだよ。それに勝つ為なら手段を選ばないのがマグマ星人だ」
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