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ウルトラの母がザムシャーに理由を語った。
「ザムシャー、我々は君の強さに感動した。だからこそ君の命を救いたかった。今は任務に出ているがメビウスもヒカリも君に感謝していたよ。それで君がよければだが、出来れば君も宇宙警備隊の一員として宇宙を侵略から守ってもらいたいのだがどうだ?」
「せっかくだが俺は剣の道を極める途中。そんな俺には宇宙警備隊に入る資格は無い。ただウルトラの父、母。あなた方には感謝している。あなた方が助けを必要とするときは義によって助太刀することを約束する」
「そうか…わかった。君の判断に任せるよ。君の刀は戦いで痛んでしまったからこれを持って行くがよい」
そう言うとウルトラの父は刀をザムシャーに渡した。ザムシャーは静かに鞘から刀を抜いた。白銀に輝く刀身は見事だった。
「これは…?」
「地球人の刀職人が作ったものを私が巨大化させたものだ。何でも地球の日本という島国のもので、彼らは和泉守兼定というらしい。私のせめてものお礼だ。受け取ってくれ」
「ありがたく頂戴する。本当に世話になった。俺はまた旅を続ける。さらばだ」
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