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(…遅い。暑い。)
母さんが銀行に入っていって、40分たっている。時間は正午をまわっている。車は窓が開いているとはいえやはり暑い。
(腹減った~。様子を見に行こうかな…。)
そう思った僕は車を降りた。車の鍵は母さんから預かっていた。
早足で銀行の自動ドアへと向かった。
ドアの前に立つと、ドアが開き冷しい空気を感じた。
(母さんは…どこだ…?)
僕はドアの近くで母さんを探した。
すると後ろで自動ドアの開く音がして、僕は横に避けようとした。
しかし、入ってきた人は僕の体を引っ張り引き寄せた…。
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