4/5
457人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
「それで?どういったご用件で?」 くわえていたパンは既に食べ尽くした 「いえ…、その…、あの…。」 モジモジと何を言いたいのかさっぱりわからない 歳は俺より下だろう 見た目は16位だろうか 「仕事行かなきゃなんないんだけど!」 仕事になんて行きたいわけじゃない ただ、催促するのに十分な理由になるからだ 「す、すみませんっ! あの…、あなたを助けたかったんです…。」 頭の中に?マークがいっぱいに広がる 助けたい?なぜ助けが必要なのだ? そもそも賠償責任で大変なのはあなたの家庭でしょ? 何がなんだかわからなかった ただ1事だけ呟いた 「助けてもらう程弱くはないよ。」 そう言うと女の肩をはらい仕事へと向かう もう2本くらいは乗り遅れてるだろう 変な気持ちのまま走る事もしないで歩いて行った 助けたい 本当は助けて欲しかったのに…
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!