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白い大地に
足を踏み入れて
冷えきった体を暖めた
長い黒髪の上に
白く降り積もって行く雪
払う事を忘れていた
君に与えたのはぬくもり
君が僕にくれた物は愛
君の手を強く握り締めた
ぬくもりだけは絶やさないように
「この後晴れたら虹ができるかなあ？」
君が寒さ堪えながら言う
僕は黙って君を見た
二人の家はもうすぐ
白い大地は
深さを増し
人の言葉を奪ってゆく
長い黒髪の上に
白く降り積もって行く雪
払う事を忘れていた
君に与えたのは鳥籠
君が僕にくれた甘い声
君の肩を強く抱き寄せた
飛び去って逃げてしまわぬように
「この後晴れたら虹ができるかなあ？」
君が寒さ堪えながら言う
僕は黙って空を見た
二人の世界は繋がってる
雪に咲く虹を見る事は
出来なかったけど
白い大地を歩いた足跡は
消えずに残った
ずっと歩いて行きたい
この道を二人で……
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