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幸福論
君が僕のことで
知っていることは
いくつあるかい?
僕は君のことを訊ねられたら
きっとイメージでしか
答えられないだろう
君は僕の
どこが好きなんだろう
僕は君のことを訊ねられたら
きっともう理由なんて
答えられないだろう
繰り返し伝えつづけた
愛の言葉も
君の目も口も耳も声も
現実と空想の狭間で
僕を優しく癒してくれるんだ
君は僕にとって
そういう存在なんだ
君は不満かい?
愛の歌や言葉が必要かい?
君が眠る夜の数だけ
僕の存在を感じてくれればいい
僕はそれだけで
充分に幸せなんだよ
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