相方

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相方

『よっ!調査はどうだった~?』 と軽快なステップでやって来た。 …京屋斉だ。 彼は要と同じ年で、本来今日は一緒に調査のはずだった。 「お前なぁー、こんな時に限って遅刻すんなよ!!」 と、後ろに回って腕で首をしめるフリをした。でも要は斉が来たことで少し安心したようだ。 『何~?怖いもんでも見ちゃったとか~?涙ぐんでますよ?』 「うるさい!!…事故の現場を見てみろよ。」 男性の肉片はだいぶ片付けられていたが、血が乾いた跡がくっきりこびりついている。 人々は【またか】と言うように、事故現場を横目にしながら、通り過ぎていく。
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