タケシ

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タケシは、ボク達が小学二年の時に転入して来た。  最初の印象は、気が弱そうで、いぢめに逢いそうな感じの男の子だった。  だが、同級のボク達は、すぐに仲良くなっていった。  ボク達の母校は、小学一年から、中学三年迄一つの大きな部屋で授業を受けるほど、生徒の数が少なく、先生も二人程しかいなかった。  やはり、学年が違うせいで、喧嘩等が頻繁にあった。  最初は、生徒になかなか溶け込めなかったタケシも、だんだんと、溶け込み始めて、少しずつ明るくなっていった。  そして半年の月日が流れていった。
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