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家に着いたボクは、成人式の《記念撮影》の写真を見た。
するとそこには、あの時、一緒に写っていた、先生の姿がどこにも無かった。
ボクは、慌て、タカ、サトル、ミユキに連絡して見た。
事情を説明すると、やはりみんなの写真にも先生の姿は無かった。
後日、ボク達は、先生のところと、タケシの墓にお参りに行った。
タケシの墓を後に、帰ろうとしたとき、誰かが後ろで、囁いた様に、声が聞こえた。
周りには、聞こえていないみたいで、ボクにしかわからなかったみたいだった。
その声は、
トシ…、………トウ。
そして、かすかに、笑い声が聞こえた。
二つの声は、妙に懐かしい声だった。
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