小説家の夢

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「和久、和久ったら!」 「う~ん」 「なんで、こんなとこで寝てるの?」 「えっ? 今何時?」 「九時だよ」 佑美はカーテンを開けながら僕を見た。 「何、そのノート?」 「い、いや別に……」 「ちょっと怪しいなあ~見せなさいよ!」 「た、たいしたもんじゃないんだ」 「たいしたもんじゃないなら見せなさい!」 そういうと佑美は素早くノートを奪い取った。 「あっ、ダメ!」 「反射神経鈍いなあ~どれどれ……」 佑美はノートを開いて、読み始めた。
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