小説家の夢

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--結局、僕は就職活動を少しの間、中止にして童話の執筆活動をすることにした。 一方、佑美はといえば、高梨さんの会社へ就職! 企画を出した佑美が社員でないのは、おかしいと高梨さんが就職を勧め、佑美も自分の企画のためだからと就職を決意。 佑美いわく…… 「しばらくは食べさせてあげるから心配しないでね。貯金もあるし」 と、嬉しいバックアップの一言をもらった。 ★★★★★★★★★★★ 「ただいま!執筆活動は順調?」 「なかなか《カン》が戻らなくてさ」 「うわぁ~なんか昔活躍していたような言い方」 「そうじゃなくてさ、久し振りに文章書くから、難しいんだよ」 「そんなときは素直に書いてみるのが一番! 書いて修正すればいいんだから!」 佑美は、まるで編集者みたいなことを言っている。でも、そんな佑美のアドバイスは僕に自信をつけさせてくれたのは確かだった。 そして…… 僕はミステリー童話を完成させ、ある出版社主催の募集に応募した。
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