悪魔との再会

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でも、ここで怯んでは……悪魔の思う壺。僕は足を踏ん張って、そして、力を込めて言った。 「だきゃら~ダメなんだって~!」」 力の加減がおかしかったのか、僕の声は裏返った怒鳴り声に、さすがの悪魔も驚いた。 「ど、どうしたのよ。レストランで働いていた時は優しかったのに~」 「あの時は仕事の事もあったけど、今は……ハッキリと言える。僕はあなたとセックスもしないし、友達でもないんだ! わかったか」 「………」 僕は肩で息をしていた。悪魔にハッキリと大声で面と向かって言ってやったのだ! しばらく、僕を見ていた悪魔はやがて、 「マジなんだねぇ~怖い怖い、分かったわ」 呆れた様子で諦めてくれた。悪魔が帰って行く。僕は逃げ出さず勝った! そう感じた瞬間だった。 でも、僕は悪魔を引き止めた。それは、どうしても聞いておかなければいけないことがあったからだ。 それは、あの日からず~~~っと気に掛かってしょうがなかったことだった。
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