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掃除の時間がやってきた。
ようやくこの部屋から出られる。
坂本さんについてこいって言われ、着いたのは昨日俺が初めてこの施設で入ったあの狭い部屋だった。
「お前には一週間に一回この部屋を掃除してもらう。これが終わったら図書設備を10分間だけ使える時間があるんだが行くか?」
「はい!」
死刑者に図書か~。
とも思いながら俺は掃除を始めた。
結構この生活つまんないから、楽しみが増えた。
坂本さんは腕を組んだままじっと俺を見つめてた。
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