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まただ。
ジョンに
「さぁ行こう」
といわれて連れられてきた。
いつのまにか私は寝ていたようで。
それで気付いたらいろんな子供たちがいるところにはいっていた。
すこし揺れている。
多分ココはトラックのうしろだろう。
私はまたジョンにだまされたのだろう。
いいかげん私も目を覚ませ。
とりあえずなかの様子は子供たちがあちらこちらで好き放題にあそんでいる。
歳は11~16歳程度の子が多い。
ある一部は薬をやっていたり、タバコやってたり。
体に毒よ。
タバコの臭いが嫌いな私にとってここは心地ない。
「タバコ臭い。」
ぼそっとつぶやいた。
私は体育座りして目をふせた。
目を瞑ればまっくら。耳をすませばかつてのクラスにいるようにかんじさえする。
学校が嫌いでしょうがない私。義務教育だかなんだか知らないけど、あんまりいっていない。
その間私は何をしていたのかも知らない。記憶にないだけ。ただ自分のそばには……。
「ちょっと、きみ。ピノキオ?」
突然呼ばれたほうへ振り向けば小柄な男の子がいた。
「あなたはだれ?」
「やだな、ピノキオ。僕を忘れたのかい?」
。
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