第4夜 大人になって…

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会ってから決めてた。終りにしようって。 …苦しかったんだ。涙が出ちゃうよ。 桜は何も言わなかった。 ただ、 気が付くと 私はあの川岸にいた。そう、私の体は 小学生に戻っていた。 う、うそ。 ここがどこか、私は覚えていた。しかも、さっきまでの記憶が全部ある? まさかぁ SFじゃあるまいに。 お前の本当の望みはなんだ? 振り向くと河童…いや、一本の桜色の細い枝が手を伸ばしていた。 自殺寸前まで追い詰められても生きてた気分はどうだ? あなたが…河童? いや違う、河童じゃない。カタチなんか人間とコンタクト取るためのただのコミュニケーション体だよ。 その枝が美しい女性に変わった。 しかも一人じゃない そのまま空に浮かぶ数人の美しい女性の形の霊 わたしたちを覚えておいて。 そうして… 辺りは夕闇に戻った。 タイムトラベル?体も?小さくなって?また生きるの? 私は座り込んだ。
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