センチメートル

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長い長い帰り道を、俺はいつも鞠香を目で追いながら歩いた。 「早く積もらないかなー。雪。」 「冬なんてこなくていいよ。」 「またそんな事言って。」 「雪なんて消えてほしいよ。」 「・・・・・・。」 だって 雪は鞠香を連れ去るから。
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