過ぎ去る時間と訪れる存在

2/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
造られた想い出 ただ無駄に積み重ね 飾られた言葉 なんていらなかった 今の僕たちには お互いは必要無いんだね 有難う と さようなら 「桜の木の下には 死体が埋まってる」だなんて 何でそんな事を言うの? 僕の右手が欲しいなら ほら いくらでもあげるから 「正直者と嘘つき どっちが得なんだろう?」 堪らず君は 「嘘つきな貴方の方だ」 そう答える とても正直だ 一年後の約束 あの桜の木の下で再び会おう そう言った君は来ない もう いない……
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!