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好きだ。
大好きだ。
愛してる。
大好きなんだ、君の事が。
でも、気付くのが遅過ぎた。
俺の目の前は真っ赤に染まり、
向こうでは死神が俺を手招いている。
『君に伝えたかった。』
なんて後の祭。
なぁ。
もし俺が君に伝えていたら、
君は何と言った?
『私も好きだよ』
と、
いつものように笑ってくれただろうか。
守りたかった。
これは生きている内のたった一つの確かな愛なんだ。
大好きだったんだ、ただ君の事が。
【目を閉じれば君のいない暗闇が俺を包んだ】
(この暗闇が永遠のものだなんて思いたくもなかった)
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