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確かに生きていたんだ、あの時までは。
君の言動全てが愛しくて恋しくて堪らなかった。
でも、僕は嫉妬深かったんだ。
君が見つめた海も、
君を喜ばせる天気も、
君と話す友人も、
全てが憎くて仕方無かった。
そしてある時思ったんだ。
“世界を壊すのは無理でも、君を壊すのは容易い”と。
“君から世界を奪うよりも、世界から君を奪おう”と。
実行した後は、早かった。
【狂気の先に】
(な…んで…?)
(君が、好きだからだよ)
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