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チッソ
穴だらけの場所に 第三者として 土地計画を建てる
赤い星を見る事しかできなくなった目に「やめようか」なんて言えない。言わない。ひたすら形の線をなぞっては、スタート位置に戻らないように、遠くへ遠くへと流れるようにする。
綺麗な形が作れたら、あたしは自分に戻る。
簡単に出来るハズないもの達を並べて、他人が作ったにも関わらず、いや、知らずにニタニタと笑う少し低めの男。
あたしも同じか?
あたしも同じだ。
土地計画は進む。穴は埋まっているか?穴は見えていたか?人間を殺してはいなかったか?
重要となるこの土地のシンボルは未計画なまま事が進み、ワケノワカラナイモノトナリマシタ。
どうやら穴以上のミスがあったらしい。
やるべき事をやってから生きよう。そして死のう。
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