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そして
お通夜に行った僕は奥さんに挨拶をしにいきました
「もーあんたが休んでるから汚い頭のまま棺桶に入ってしまったやんか~」
奥さんは無理に明るくふるまって僕にそう言いました
帰り道
僕はなぜあの日休んでしまったんだろう?
もしあの時僕がカット出来ていたら
あのお客様の運命はまた変わっていたんだろうか?
人が生まれた瞬間からすでに死ぬ日は決まっているのでしょうか?
もし決まっていなくて運命の歯車みたいなのがあるんだったら
あの日カット出来てたらまた違う未来があったのでは?
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