涼宮ハルヒの失笑

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まだ寒さが残る3月、俺はもうすっかり慣れてしまったこの強制ハイキングコースを登りながらsos団の事を考えていた。 すると後ろから聞き慣れた声が聞こえてきた。 「おーい!キョン!」 耳障りな大声を上げながら谷口と国木田がやって来た。 「どうしたんだ?さっきから上ばっかり眺めて、まさか涼宮に宇宙船を探してきなさい!とか言われているのか?」 確かにアイツなら言いかねないが違うぞ、俺はこの一年間を振り返えっていたんだよ。 「そうだね。この一年で結構キョン変わったしね。」 と国木田が言った。確かにこの一年で俺の人生は大きく変わった。宇宙人に殺されそうになったりしたしな。今までのエピソードを小説にしたらきっと売れるんだろうなと思いながら歩いた。 放課後、俺は部室に行った。もちろん朝比奈さんの入れてくれるお茶目当てで。 ドアを二回叩いたて部室の中に入った。なんだ古泉と長門だけか。まあハルヒが居ないだけでよしとするか。古泉は一人でオセロをやってるし、長門は窓際で本を読んでるつまり、いつも通りの景色だ。 俺が席に腰を降ろすと、古泉が微笑を浮かべながら。 「どうです?やりますか?」 と言ってきた。ちょうど暇だったので古泉とオセロで暇つぶしすることにした。いつもどおり俺が古泉に大勝していた。てゆうか、古泉はこんなに負けていて楽しいのだろうか?俺が古泉を不思議そうに見ていると、何を勘違いしたかウインクをしてきた。正直キモかったので長門を見ながら目を回復させていると、勢いよくドアが開いた。
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