涼宮ハルヒの失笑

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俺が体育館に着いた時には、ハルヒは体育館を占領していた。すでに俺以外の゜sos団のメンバーは揃っている。ん!?鶴屋さんもいるぞ。 「遅いわよ!団長を待たせるなんてあんた何様よ!」 とハルヒが大声で叫んだ。相変わらず声のでかい奴だ。それよりもなんで鶴屋さんがここに? 「いやーハルにゃんがみくる主演の映画の特典映像を撮るて言うんで私も映りに来たのさ!」 とスマイル0円ではもったいないくらいの笑顔で言った。あれ?ジャケット撮影だつた気がするが? 「良いのよ、ジャケットは後で一番最後で、どの映画でも、ジャケットから撮る映画なんてないわ!」 いや、本編より先に特典映像を撮影する映画の方がないと思うぞ!とつっこんだがすでにハルヒは聞く耳持たずモードだった。撮影は順調に進んだ、鶴谷さんと朝比奈さんの悩殺ポーズを撮りながら俺はニャケていた。ちょっと罪悪感を感じながら。そこへ予期せぬ人物がやって来た。 コツコツと足音を立てながら背の高いメガネの男とその横には、喜緑さんを連れて。 もうここまで言えば解るだろうが一応言っておく生徒会長だ。生徒会長をに気付いたハルヒは不気味にもニヤリと笑った。前にもこの笑い方を見たことがある。頼むから厄介事だけはよしてくれよと思いながら俺は無意識のうちにこの状況を楽しんでいた。
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