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あなたの大きい上着
寒いならって貸してくれた
あなたの匂いがする
胸がギュウってなる
幸せで切ない匂い
もうすぐお別れだね
もうすぐ会えなくなるね
笑って話せなくなって
過去の思い出になって
あの日の花火みたいに
私たちが過ごした日々が終わる
ぽたぽた ぽたぽた
上着に黒い染みが出来て
あなたが苦笑して
頭をぽんぽん叩く
まるで子どもをあやすみたいに
私はそれが嫌いだけど好きで
あぁ これも思い出になるのかな
やだよ そんなの
涙がとまらない私
頭をぽんぽん叩くあなた
だめだよ
離れたくないまだ
だってこんなに
大好きなんだ
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