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大地兄は階段から突き飛ばされ足や腕に打撲跡があり頭を打ち付け、念の為検査入院をする事になった。命には別状は無いと聞き一安心する。
『最近はあまり酷い事も無かったんだ……』
『…………』
『兄貴から“助けて”と電話があって……それで……悲鳴が……』
瑞希はどうしたら良いんだ、と頭を抱え込んで動かなくなった。
扉を開けるとスヤスヤと眠る大地兄がベットに横たわったいた。数かに見える顔に生傷があり思わず顔を歪めてしまう。
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