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Bar Demon'sのオーナーである真春には弟がいる。
真雪と言って2歳年下の27歳である真雪には奥さんもいて子供も二人いる。
この真雪は兄真春をとても尊敬していて従順である。
━ある日の兄弟の話━
ある日二人は家のお風呂が壊れて銭湯に行くことになった。
真春は15歳、真雪は13歳。
真雪にとって真春は優しくて少し謎のある兄だった。
以前は真春は真雪を大変可愛がっていたがその内に同じ家に居て滅多に顔を合わす事がなくなり、普段の兄が何をやっているのかよく分からなかった。
だが真雪は男とはこういうものであり、これが普通なのだと思っていた。
(俺も兄貴のように謎のあるカッコイイ男になるんだぁ♪(*´∀`))
などと普段から思っていた。
そんな憧れの兄と出かけられる事が真雪は嬉しかった。
銭湯に着き、早速服を脱ぐと真春の体には幾つか傷があり、真雪は興味本位に聞いた。
雪「ねぇ兄貴♪」
春「ん?」
雪「その左肩の傷何?」
春「ああ、これか?坂道をブレーキなしで自転車乗ってたら、曲り切れずにガードレールに突っ込んだ時のだな」
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