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━木通が呆れてサッサと帰ってしまった後━
桔梗が後片付けを始めると、秋吾は桔梗の手伝いした。
桔『ごめんね。心配させて』
秋吾は渡された布巾でテーブルを拭きに回った。
秋『それはもう良いけどさ、何ですぐに帰って来なかったの?』
桔『うん…その…恥ずかしかったから…』
桔梗が元気のない声になると、テーブルを拭き終わった秋吾がカウンターの中に入って、桔梗が洗った食器を別の乾いた布巾で拭き出した。
秋『恥ずかしい事なんてないのに』
桔『だって…あたしが妊娠する事なんてあるはずがないのに。想像妊娠だなんて…』
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