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秋吾の手が不意に伸びてきて、桔梗のお腹に触った。
桔『秋吾?』
秋『いたんだ?』
桔『え?』
秋吾は桔梗のお腹に触れながら後ろから抱き締めた。
秋『短かったし、想像だったけど、ここに俺達の子供がいたんだなって』
桔『秋吾…』
秋『命は宿らなかったけど、それ聞いてスッゲー嬉しかった』
秋吾に本当に嬉しそうな声で言われて、桔梗は悲しそうな表情になった。
桔『ごめんね』
秋『何で謝んの?』
桔『だって…本当には妊娠出来ないし、産んであげられないし…』
秋『俺前に言ったじゃん。子供が産めるから女が好きなわけじゃないって。忘れた?』
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