ライセンス

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「これ、どーするつもりなんだよ。」 ひとしきり泣いたあと。私は筧の置き忘れた携帯電話とにらめっこしていた。 こんな時、あいつの彼女から電話がかかってきたらどうすればいい? すべては私のたちふるまいに委ねられて、 筧を自分のものにできるチャンスかもしれない。 フッと笑って携帯をベッドの上に放り投げた。 そんなバカなこと できるはすがないよ 第一、私は筧と何の関係もなかったんだから。
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