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僕たちの、幼い頃から今までの出来事が書いてあった。
ほんの小さな事も、彼女は忘れていなかった。
髪留めを貰った。
お菓子を買って貰った。
など、ほんの小さな事なのに…。
その彼女の文集には、彼女の思い出、気持ち、そして…僕に対しての想い、気持ちが書いてあった。
驚きながら、僕は涙を一粒一粒こぼしていた…
彼女の本当の気持ちが、僕に対しての気持ちが分かったから。
彼女が、僕のことを愛していたと分かったから。
涙が止まらなかった。
そして、最後の文にこう書いてあった。
『いつまでも好きでいるから』
と…。
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