《後悔》

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    チュンチュン…      鳥のさえずりが今日はいい天気だと教えてくれている。        天気のいい外では近所のおじちゃんがマラソンしている。        あとは、玄関の前を掃いてるおばちゃん。        あとは、ゴミを出してる主婦。            あとは、あとは………              知らね。        とりあえず清々しい朝って事だ。                今日は幼なじみの結婚式だ…     ジリリリジリリリリリ‼‼‼      設定していた時間になり、目覚まし時計が鳴り響く。        起きたくないと思っても行かなければならない現実。     ガシャン‼      目覚ましを叩きつける様に止めて起き上がる。       「ふわぁ~~…やべっ!遅れちまう!!!!」        クローゼットに掛けてあるスーツを取り出し、急いで着る。     ドダドダドダッ        ネクタイを口にくわえながら階段を降りる。         「オヤジィィィ!!!!!」        居間からひょっこりと無精髭の男が顔を覗かせる。
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