~第一章~ 出会い

4/11
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
机の上には青い粒と赤い粒があった。赤い方は下痢薬の(赤玉)だと彼はスグわかった。なぜならハイデブはいつも赤玉を常備していたからだ。 青い方は良く見ると半端に噛まれたガムだった。 「皆さんそれは私が噛んだガムとハイデブ君のカバンからこっそりパクった赤玉です。赤か青の粒をどちらか選んで呑み込んで下さい。」モーフィアスは笑顔で言った。 (あの野郎いつの間に…、なかなかやるじゃねぇかぁ)ハイデブは感心した。 やはりみんなは必然的に赤い方を飲んだ、しかしそれがミスだったのかもしれない… 中には薬が入っていたらしく彼らは皆眠ってしまった。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!