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ニイノは早速攻撃をしかけたっ!!
「ヤンチーキィーックっ!!」
その蹴りは空を斬り、ケンシロウ(北斗神拳伝承者の異名を持つ、後藤ケンシロウ)に当たったっ。彼は微動だにしない、それどころか本を読んでいる……。恐ろしい奴だ。
「フンっそんな攻撃おれにはきかんなっ!食らえっファイナルフラぁ~~ッシュっ!!」ベジータはおもむろに内ポケットから変なプリがいっぱい貼ってあるピンクのケータイを出した。
そして、バッテリーが無いのに関わらずカメラ機能のフラッシュをたいたっ!!
「うわぁ~っ!!やめてくれぇ~~っ!顔を撮るのだけはやめてェっ!!」
ムダにのたうち回るフリをするニイノ……。しかし顔はとても喜んでいる。久々に人間と絡めて嬉しいのだろぅ…。しかしムダにリアクションし過ぎて後ろに倒れた、その時またケンシロウに当たってしまったっ!
ケ「ふぉあたぁ~~っ!!」
ニ「あっ……、あべしィっ~」
ケンシロウがキレた……
ニイノは見るも無惨な姿になっていた。
「読者中だ、静かにしたまえ…。」
ケンシロウは静かにキレていた。
ふと、見ると本が床に落ちていた。どうやらケンシロウが読んでいたのはこの本だったらしぃ。
(ひとりでできるもん ~南斗聖拳入門書~)
と書いていた。
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