おわり

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ゆめのおわり。 それを人は目覚めと呼ぶのかもね。私はずっと夢を見ていたかったのになあ。今日もいつもと同じ日常が始まる。これは決定事項かな? 朝からなに考えてるんだろ…。そろそろ末期かな?あはは…。はー起きるかあ…。お母さんに怒られちゃうし。 私は目を開こうとした…はずだった。でも開けなかった。いや、開いてるのに開いていない感じ。白目でもむいてるのかな、私。だんだん見えてきたものは天井。それも真っ白な…。いやいやいやいやいや、ちょ待てよ。うちの家には白い天井はありましぇーん。築30年の健全な木造建築ですが、何か?…はい、クールになれよ、自分?はーふー…。 冷静になると、ここは天井だけでなく、壁も床も染み一つない白であった。他にあるものは時計、それから窓。その窓には、鉄格子がはめられている。この空間にはそれらと私だけ。 一体誰が何の目的で私をここに閉じこめたんだろう…?意味不明だなー。 ていうか今何時?
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