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俺には今、親友と呼べる友達がいない・・・。
それどころか高校に入ってから友達が出来たためしがない・・・。
俺の兄貴達は関東最強最悪の族で有名。
そのせいで何の関係もない俺は生まれてこの方まったく誰にも相手をされたことがない・・・。
俺は喧嘩も気も弱いし兄貴達とは何の関係もないのに・・・。
俺は暴力とか嫌いだし争い事も嫌いだ。
だから、知らない高校に入学することにした。
兄貴達は有名だが、俺の顔は有名じゃない同じ名字の人なんていくらでもいるんだだから知らない高校に入れば楽しい高校生活が待っている・・・・・
のはずが・・・
「おいッ!!そこのパシリ早く学食のパン買って来いやッ!!」
赤茶けた髪をしている不良じみた男が優人に向かって大きな声で怒鳴った。
『はいッ!!ただいま行ってきますぅ~!!』
「ねぇ?パシリちゃ~んついでにあたし達の分も買って来てぇ?」
翔太が廊下を急いで走ってる時にさっきの話しを聞いていたのか廊下に座って話していた女子4人のうち一人が翔太に向かって笑いながら言った。
翔太はコクリと小さくうなずきパンを買いに行った。ずだったのにぃ~)
3人の兄貴達とは違い喧嘩も気も弱い俺は女子にバカにされるほど学校の中で一番最弱なパシリになってしまった。
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