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『よ~し新しい環境で俺は変わるんだぁ』
翔太の顔は期待と希望に満ち溢れていた。
そこは自分が一番苦手な連中の集まる学校と知らずに………
面接も無事終わり編入の許可が出た。
今日から翔太の人生は大きく変わることとなる。
『ここが獄燕(ごくえん)高校かぁ』
翔太は校門の前に立って周りを見渡しながら言った。
職員室に入る翔太。
『失礼します!!』
翔太はとっても元気がいい。
先生達は黙ったままだ。
なぜか元気がない。
「君は確か……転入生の徳満 翔太(とくみつ しょうた)くんかねぇ?」
『はい、今日からここの学校でお世話になります徳満です!!よろしくお願いします!!』
翔太は元気のいい挨拶、態度の後でぺこりと先生に頭を下げた。
「私が君の入るクラスの担任の竹永(たけなが)です。よろしく」
先生は何か暗い態度で翔太に言った。
「それじゃあ君の教室に行くとするかぁ………」
担任の先生は座っていた椅子から立ち上がってスタスタと職員室を出た。
翔太も担任の後を追うように職員室を出た。
(これから楽しみだなぁ……)
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