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ガラガラ~ガラ~
担任が教室の扉を開ける。
翔太は担任の後を追い教室に足を踏み入れた。
!?
翔太が教室を見渡してみると教室の中は不良の溜まり場。
まともなやつなど一人も見つけられない状態。
(最悪じゃんかぁよォ……!!この教室ヤバくね……?絶対、パシリ決定だよォ……)
翔太は落ち込みながら自己紹介をした。
『徳満 翔太です……。よろしく……』
不良達は転入生に興味を持っていないのか教室で野球やサッカーをしてるやつや友達と喋ってるやつ勝手にいろいろしていた。
「おいッ!!お前名前なんっつーだッ?」
不良の一人がガンを飛ばしながら翔太に歩みよってきた。
(さっき言ったぁぁッ!!コイツぜってぇー俺の話なんか聞いてねぇー!!)
『徳満 翔太です……』
翔太は無意識にタメのやつに敬語で自己紹介した。
「徳満だぁ?下の名前はなんっつーだ?」
男は更にガンを飛ばし険しい顔をしながら翔太に言った。
(だから言ったってぇぇ!!しかも2回もッ!!バカ過ぎだろォ?つーかコイツぜってぇー俺の話聞く気ねー!!)
『翔太です……』
翔太はまた敬語で自己紹介をした。
「なんだとォ!?おめぇーは・・・」
男は翔太が自分の名前を聞いた瞬間にいきなり翔太の胸ぐらを掴んで言った。
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