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「おめぇーは・・・もしか翔太なんかぁ!?」
不良の男が驚きながら翔太に言った。
(もしかじゃなくても俺は翔太だッ!!てかさっき言ったから!?何、今更驚いてんだよ!?)
・・・・・・
(・・・ん?てか、何で俺の名前聞いて驚いてんだ?)
翔太はそんなことを考えていた。
「翔太ッ!!俺だよ!?俺ッ!!覚えてねーんか?」
不良の男は驚きながら言った。
(そーいえばこの声あとこの顔どっかで見たことあるよーなぁ……)
翔太は頭の中で考えて考えて考え込んだ。
その結果。
『お前誰だっけッ?』
教室は静まり返り皆、沈黙になった。
「ッたく!!小林だよ。小林 遼(こばやしりょう)」
遼は呆れながら翔太に自分の名前を言った。
『知ってるし。遼だろ?気づいてたよ?』
翔太は笑いながら遼に言った。
(コイツぜってー俺のこと忘れてたぁ!!)
遼は翔太の心を見透かして思った。
「ッてなわけでコイツは俺の保育園の頃からの幼なじみだからみんな夜露死苦なッ!!」
遼は翔太に肩を組ながら翔太の紹介をしてやった。
みんなは翔太が一人で自己紹介をした時とは裏腹に遼が紹介したら大盛上がりした。
(みんなも俺の話聞いてなかったのねぇ~……)
翔太は心の中で軽いショックを受けた。
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